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母子家庭で育った子供の心理について考える

      2016/03/18

母子家庭で育った子供の心理について考える

母子家庭になる事情は人それぞれです。

母親としてはその子供の心理に母子家庭というのが影響しないかが心配ですね。

父親が不在という事、母親だけに育てられるという事、それが子供の心理に影響するか否か、するならどんな影響が出るかについて解説します。

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母子家庭が子供に与える心理影響

子供の性格には、元来のものもありますが、環境からももちろん影響を受けます。

母子家庭という家庭の形が子供に影響を与えるかというと、影響はもちろんあります。

そうすると心配になるお母さんがいると思いますが、影響がある事は特別な事ではありません。

どんな家庭でも、その環境は子供に影響を与えます。

問題は、良い影響か悪い影響かという事です。

これは母子家庭だから悪い影響が出るかというと、全くそういう事はありません。

母子家庭の子供が何か起こせば「あそこは母子家庭だから」という偏見がありますが、その偏見の方がよっぽど子供に悪い影響を与えています。

その子の事を語るのに、「母子家庭」を理由に説明をするうちに、その子をある型にはめてしまいます。

そういった周りの思い込みや、偏見の方がよほど子供に悪い影響を与えているのです。

家庭環境は子供の性格にも影響を与えます。

それは当然です。

ただ、それのみを理由にして、その子の本当の考えや気持ちや心理を考えない事が、本来は問題なのです。

母子家庭の母親にとって大切な事

母子家庭では母親は、父親の役と母親の役の二役を演じる必要があります。

それはとても大変な事です。

一番大変なのは時間が無いことでしょう。

仕事をして家事をして、それだけでも大変な事です。

父親と母親がいれば、仮に共働きだとしても、それぞれ分担して、ある程度時間を作ることが出来ますが、シングルマザーにはそれも難しくなります。

それは仕方のないことです。

母親が心配するのは、子供と一緒にいる時間が取れないため、子供が寂しい思いをしていないか?子供の事を理解出来ていないのではないか?という事でしょう。

そしてそれが子供に悪い影響を与えてぐれてしまうのではないかという事です。

大切なのは時間ではありません。

どれだけ子供にその心配と愛が伝えられるかです。

両親が揃っていても愛が伝わらなければ、子供が寂しい思いをします。

逆に、たとえ一緒に時間が少なくとも、母親からきちんと愛情を伝えていれば、それは子供に伝わるのです。

母子家庭の子供の心理

さて一般的に母子家庭の子供には大きく二つの影響が出ると言われています。

端的に言えば「親孝行な子供になるか」「ぐれるか」です。

前者は親が苦労して、自分を育てているのを見ていて、その母親に苦労をかけないように、真面目に頑張るタイプです。

ただこれも、子供が無理をして、「いい子」になろうと頑張るあまりストレスを抱え込んだり、自分の意見を言えない大人になってしまう事もあります。

後者は、寂しさの気持ちの発散手段が、他人を攻撃することと結びついてしまうと、問題行動が増えます。

また、仲間と一緒にいることで、その寂しさを紛らわしているという子もいます。

何かを満たされないと感じたり、我慢したりする事が多いために、我慢強くなるか、それに過剰に反応するというのは、その子の元から持っていた性格にもよります。

同じ環境で育っても、兄弟姉妹が同じ性格にならないように、母子家庭で育ってとしても、前述した傾向が強くでる子もいれば、出ない子もいます。

父親が不在の時の子供の心理への影響

影響はあります。

母親がどんなに愛情を注いでも、やはり父親が不在というのは子供に多大なる影響を与えます。

どう影響が出るかは子供次第ですが、例えば現状に不満を抱えていれば、父親に対して過大な理想を持つことがあります。

つまり「父親がいないから、こうなった。

父親がいれば、こうならなかった」これはひとつの幻想ではあるのですが、子供にとってはリアルな過剰です。

では母親は再婚すればいいのか?また実の父親がいるのであれば、定期的に合わせる方がいいのか?という事になりますが、これもケースバイケースです。

過大な理想が潰れて、現実の父親もしくは再婚相手を拒絶することもありますし、また逆に過大な理想が潰れても、現実の父親を受けいれて日常の一つになるケースもあります。

しかし、これは本当の解決ではないのです。

不満の理由づけが「父親」だっただけで、実際の不満が解消されなければ、子供の抱えている問題の解決にはなりません。

本当の不満が何なのか、子供も母親も目を背けないことが大切です。

子供にとっての母子家庭というもの

まずお母さんは全く「母子家庭」という事に対して劣等感を持つ必要もありませんし、卑屈になる必要もありません。

理由があって母子家庭になったのです。

子供が理解できる年になったらきちんと説明してあげましょう。

確かに両親揃っている家庭と比べれば、例えば子供と一緒にいる時間とか物質的な物とか、子供に足りないものがあるかもと心配になるでしょうが、この世の中にはすべての欲求が満たされている子供なんて存在しません。

他の家庭と比べても、あなたの子供が本当に欲しいものは理解できません。

その答えは子供の中にしかないのです。

だから、他の家庭を比べて、足りないものを悩むよりも、子供と向かい合って、その子の欲するものを出来るだけ与えてあげましょう。

それは甘やかすことではないのです。

また子供の欲するものを物質に置き換えてしまう人もいますが、それは違います。

物質もある程度は子供にも必要ですが、それが全てではないのです。

勘違いしてお金で解決しないように注意しましょう。

どんなに忙しくても、子供の顔を見る機会は作りましょう。

起きている子供としばらく向き合う事が、子供の本当に欲するものを見つける機会なのです。

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