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養子縁組を解消したら結婚は出来る?養子縁組と法律の壁

2017.11.15

養子縁組というのは、法律で親子関係になる事です。それが何らかの理由で、養子縁組をした二人が恋に落ちて結婚を考える。なんだかドラマみたいにロマンチックですよね。

しかし現実問題、二人は養子縁組を解消すれば、晴れて結婚出来るのでしょうか?私たちの常識では「お互い血が繋がっていないから平気じゃない?」と思いますが、法律の壁はとてつもなく高いのです。

養子縁組と法律の壁についてご説明いたします。

養子縁組を解消すれば結婚は出来る?

結論から言えば、結婚は出来ません。

何故ならそう法律で決まっているからです。

民法第734条には「直系血族は結婚できない」と決まっています。でも、養子縁組を解消すれば問題ないんじゃないと考える人が多いと思いますが、民法736条には「親族関係が終了した後(つまり、養子縁組を解消した後)でも、婚姻をすることができない」と規定されています。

そもそも法律というのは、あるケースを想定して作られる訳ですから、意外にこの法律を作られた時は、養子縁組を解消して結婚を考える人が多かったのかもしれませんね。もしくはレアケースを想定して作られたというのであれば、一度親子関係を結んだ人同士が結婚をするというのが、倫理的にアウトと考えられていたのかもしれません。

実を言うとこの法律、一度養子縁組をした場合、結婚出来ない相手は、親だけではないのです。

養子縁組を解消しても、結婚出来ない相手とは?

養子と養親は、一度養子縁組をすれば、その後解消をしても結婚できません。また養子は、養親の直系尊属である養親の父母、祖父母とも結婚できません。

では養親は誰と結婚出来ないかというと、養子の配偶者、養子の直系卑属である子やこの配偶者、孫と孫の配偶者とは結婚できません。

意外に範囲広いですよね。

でも、ここで一つポイントがあります。養親の直系卑属である子や孫は対象外ではないのですね。

つまり、仮に養子縁組の時に兄弟姉妹だった人と、親との養子縁組を解消すれば、結婚は出来る訳です。ドラマや少女漫画などで、悩んでいる登場人物に是非伝えてあげたい情報ですね。

では、なぜ養子縁組をするのでしょうか?

多くの場合は、法律上に親子関係を発生させ、権利を作るためです。親子になれば、相続権も出来ます。日本では同性同士では、婚姻関係が認められていないため、養子縁組をして、お互いの権利を主張する方法を取るカップルもいます。

養子縁組を解消しても結婚できない具体的な例

もっと判り易くするために、よくある少女漫画の設定でご説明いたします。

例えば、女子高校生の女の子をヒロインとします。同じクラスメイトの男女が親同士の結婚で、兄弟になりました。仮に男の子と父親に実の親子関係、ヒロインの女の子と父親との間に養子関係が出来たとします。

ここで、仮に父親とヒロインが恋に落ちても、養子縁組をしてしまえば、どんなに愛し合っていても結婚できない訳です。ちなみにこのヒロインは、父親の父親、つまり彼女から見ておじいちゃんやひいおじいちゃんとも結婚できません。

しかし、ヒロインは父親と養子縁組を解消すれば、クラスメイトの男の子と結婚できます。何故なら、養親の直系卑属である子供との結婚は法律で禁止されていないからです。ちなみに父親の兄弟である、叔父とも結婚できます。

しかし父親は、ヒロインと養子縁組を解消しても、ヒロインの子供や孫と結婚出来ないのです。

どうして養子縁組を解消するかは、色々理由のあるものの…

法律で発生させた親子関係というのは解消しても、それなりに制限が発生する事は、今までのご説明でご理解いただけたと思います。

養子縁組をするのも、養子縁組を解消するのも、手続きとしては、さほど難しいものではありませんが、法的な拘束力とが意外に侮れないので、縁組するにしても、何等かの理由で解消するにしても、きちんと調べた上で行った方がいいでしょう。

多くの場合、養子縁組というのは相続関係を発生させますので、その権利を守るために養子縁組を考えるのかもしれません。解消すれば、その権利も消滅しますが、婚姻関係だけは無理という状況が発生します。

つまりや、養子縁組するにも解消するにも、きちんと先々を考えた上で行うべきという事です。もちろん養子縁組を解消するほどの理由はあるのだと思いますが、そもそも何故養子縁組をしたのかという事を考えた上で、関係は解消すべきです。

法律的な考え方は、倫理観と違う事もある

血が繋がった親子は結婚出来ないというのは、現代人の倫理観でも当然と思うでしょう。それは社会通念上の考え方もあれば、遺伝子の異常を発生するリスクを抑えるという、もっと根本的な部分に根差している考え方です。

では養子縁組であれば、血縁関係があっても出来ますが、血縁関係がなくても、法律上親子関係を発生させる効力があるため、色んな理由から、養子縁組を選択する事もあるでしょう。

前述したように一度養子縁組をすると、後からその事を無かった事には出来ません。つまり養子縁組した事実は残るため、後にその親子関係が別のものに変化しても、養子縁組を解消はできますが結婚は出来なのです。

そのためにも、お互いの関係を法律に基づいて定義する時が、きちんとした考えの上で行わないと、結果として意図した関係で無くなってしまうという事はあります。

血が繋がってなければ、法律的はどうであれ、結婚してもいいのでは?というのは今時点の倫理観に基づいていますが、それが正しいとも限りません。メリットとデメリットをきちんと把握した上で、法律上の関係を発生させてり、解消させるようにしましょう。

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